カードローンの毎月の返済が苦しい人、現在のカードローンの金利が高い人は、借り換えにより返済の負担を減らして金利を下げられる可能性があります。
現在のカードローンより条件の良いローンへの借り換えで、利息の支払い額や返済額の軽減が可能です。
とはいえ、借り換え専用ローンという商品は少なく、選ぶポイントとしてはより返済額を縮小しながら金利の低いカードローンおすすめです。
複数の先からの借入がある人は借り換えで一つにまとめることにより、月に何度も返済する手間が省け、管理を容易にする利点もあります。
こちらの記事では、借り換えに適したローン7選と借り換えの利点、欠点をまとめました。
この記事でわかること
- カードローンの借り換えは金利が低くなるローンを選ぶことが大切
- 借り換えにおすすめのローン7選の概要と特徴
- カードローン借り換えには利点と欠点がある
カードローン借り換えは現在より金利が低いローンを選ぶことが大切なため、借入先を選ぶ際に最も重視するポイントは以下の2つです。
- 金利の低さ
- 金利が優遇される条件
これらをふまえて、カードローン借り換えにおすすめのカードローン7選を紹介していきます。
カードローンの借り換えができるおすすめローン7選
カードローンの借り換えができるおすすめのローンは、以下の7つです。
- 楽天銀行スーパーローン
- auじぶん銀行のカードローン(じぶんローン)
- みずほ銀行のカードローン
- 三井住友カードのカードローン
- レイクdeおまとめ
- アイフルのかりかえMAX
- 三井銀行グループのプロミスのおまとめローン
複数の借入先のローンを借り換える場合は、金利以外にも借り換え対象の広さも考慮して選ぶ必要があります。
ローンによって利率や利用限度額、借り換え対象の広さなどが異なるため、自分の条件にあったローンを選びましょう。
ここからは、1社ずつローンの概要と特徴を解説していきます。
楽天銀行スーパーローンは金利の低さが魅力
楽天銀行の楽天銀行スーパーローンは、借入利率が年1.9〜14.5%と金利の低さが魅力です。
さらに時期によっては、金利が半額になるキャンペーンも開催されています。
高金利のローンからの借り換えで現在より金利を下げられる可能性が高まり、返済額の減額も可能です。
公式サイトから申し込み、楽天の会員登録をした人またはすでに会員の人に、期間限定の楽天ポイントが1,000ポイント進呈される入会特典があります。
必ずしも全ての楽天会員が審査の優遇を受けられるわけではありませんが、楽天会員であればランクに応じて審査の優遇を受けられます。
商品名 | 楽天銀行スーパーローン |
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利用限度額 | 800万円 |
金利 | 1.9〜14.5% |
申込年齢 | 満年齢20歳以上62歳以下 (パート、アルバイト、専業主婦は60歳以下) |
申込方法 | インターネット |
WEB完結 | 可 |
職場への在籍確認 | あり |
返済期間および回数 | 1年(自動更新) |
対象となる借入 | 消費者金融・銀行・クレジットカードのキャッシング・ショッピングリボ |
利用限度額が50万円以下であれば、専業主婦で収入のない人も申し込み可能です。
カードローンの借り換えに対する前向きな姿勢も特徴です。
公式サイトでも、楽天銀行スーパーローンを借り換えに適したカードローンとして紹介しています。
楽天銀行スーパーローンなら、借り換えにも好適の金利 年1.9~14.5%、限度額は最大800万円をご提供。借り換えにより、現在ご利用中のローンよりも低い金利をご提供できる場合もございます。
引用元:借り換えにも好適のカードローン|楽天銀行
クレジットカードのキャッシングやショッピングのリボ払いなど、幅広い対象の借入を借り換えできます。
楽天市場や楽天銀行など、楽天グループをよく利用する人に利点の大きいローンです。
同じネット銀行のauじぶん銀行でも、借り換えに対して前向きなローンを扱っています。
auじぶん銀行のカードローンはauIDの登録で最大0.5%金利が下がる
auじぶん銀行のカードローンはauIDの登録があり、借り換えコースを選択した場合に通常の金利より最大年0.5%の金利優遇が受けられます。
auIDは、auの電話やインターネット回線に契約していなくても無料で登録可能です。
商品名 | カードローン(じぶんローン) |
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利用限度額 | 800万円 |
金利 | 通常 1.48〜17.5% 借り換えコースのau限定割 0.98〜12.5% 誰でもコースのau限定割 1.38〜17.4% |
申込年齢 | 満20歳以上69歳以下 |
申込方法 | インターネット |
WEB完結 | 可 |
職場への在籍確認 | あり |
返済期間および回数 | 1年(自動更新) |
対象となる借入 | 消費者金融・銀行・クレジットカードのキャッシング・ショッピングリボ |
auじぶん銀行のカードローンは他社からの借り換えにも積極的な商品のため、公式サイトにも以下のように記載されています。
最大800万円まで借り換えが可能。毎回の返済額が軽減されるチャンスです。
引用元:カードローン(じぶんローン)|auじぶん銀行
月々の返済額は最少1,000円から設定可能で、返済日に好きな日付けを指定できるため、自分のペースで無理なく返済できます。
借入対象が広く、事業性資金以外では資金使途が制限されない点も魅力です。
利用明細書の郵送がないため、郵便物でばれるのが心配な人も安心して利用できます。
じぶんローン利用中の借入や返済は、時間や回数にかかわらずATM手数料が無料です。
みずほ銀行のカードローンは住宅ローンの利用で0.5%の金利優遇
みずほ銀行のカードローンは、借入利率年2.0〜14.0%と最大利率の低さが魅力です。
さらにみずほ銀行で住宅ローンを組んでいる場合は0.5%の金利優遇が受けられるため、引き下げ適用後の金利は年1.5〜13.5%となります。
商品名 | カードローン |
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利用限度額 | 800万円 |
金利 | 2.0〜14.0% |
申込年齢 | 満年齢20歳以上65歳以下 |
申込方法 | インターネット・電話・郵送・店舗 |
WEB完結 | 可 |
職場への在籍確認 | あり |
返済期間および回数 | 1年(自動更新) |
対象となる借入 | 消費者金融・銀行・クレジットカードのキャッシング・ショッピングリボ |
借入額により金利が定められているため、事前に適用される金利を調べられます。
以下は、みずほ銀行カードローンの借入額別の金利の一覧です。
借入額 | 金利 |
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10万円以上100万円未満 | 年14.0% |
100万円以上200万円未満 | 年12.0% |
200万円以上300万円未満 | 年9.0% |
300万円以上400万円未満 | 年7.0% |
400万円以上500万円未満 | 年6.0% |
500万円以上600万円未満 | 年5.0% |
600万円以上800万円未満 | 年4.0% |
800万円以上 | 年2.0% |
みずほマイレージクラブに入会し月末時点でカードローン残高がある場合、翌々月の時間外手数料や利用手数料がイーネットATMは月3回まで、みずほ銀行ATMは何度でも無料となります。
みずほマイレージクラブとは、取引状況に応じて特典を受けられる年会費無料のサービスのことです。
みずほダイレクト(インターネットバンキング)に登録し、みずほ銀行カードローンの残高がある場合はSステージと判定されるため、ATM手数料無料の特典が受けられます。
みずほ銀行のカードローンは、みずほ銀行で住宅ローンの借入がある人や低金利で借り換えをしたい人に向いているローンです。
カードローンの利用にはみずほ銀行の口座が必要ですが、口座のキャッシュカードをローンカードと兼用できます。
クレジットカードのキャッシングやショッピングのリボ払いなど、借り換えの対象が広いのも魅力です。
三井住友カードのカードローンは遅れのない返済で金利が優遇される
三井住友カードのカードローンの特徴は、入会を起点とした1年間、毎月の返済に遅れがない場合に翌年の金利が0.3%ずつ優遇される金利引き下げサービスです。
最大で金利が1.2%優遇されるため、返済に遅れがなく4年経過した場合、5年目の金利は初年度に比べて1.2%引き下げられます。
三井住友カードのカードローンには振込専用タイプとカードタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。
カードローンの振込専用タイプの概要は、以下の通りです。
商品名 | カードローン 振込専用タイプ |
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利用限度額 | 900万円 |
金利 | 1.5〜14.4% |
申込年齢 | 満年齢20歳以上69歳以下 |
申込方法 | インターネット郵送が必要な場合あり |
WEB完結 | 可 |
職場への在籍確認 | あり |
返済期間および回数 | 最長15年1ヵ月・181回(利用内容によって異なる) |
対象となる借入 | 消費者金融・銀行・クレジットカードのキャッシング・ショッピングリボ |
振込専用タイプはATMの利用はできませんが、申し込み後の郵送物やカードの発行がありません。
一方、カードローンのカードタイプの概要は以下の通りです。
商品名 | カードローン カードタイプ |
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利用限度額 | 900万円 |
金利 | 1.5〜15.0% |
申込年齢 | 満年齢20歳以上69歳以下 |
申込方法 | インターネット郵送が必要な場合あり |
WEB完結 | 可 |
職場への在籍確認 | あり |
返済期間および回数 | 最長15年1ヵ月・181回(利用内容によって異なる) |
対象となる借入 | 消費者金融・銀行・クレジットカードのキャッシング・ショッピングリボ |
カードタイプは、ATMの利用やカード申込が24時間可能です。
振込専用タイプ、カードタイプ共にインターネットから申し込めます。
しかし支払い口座となる金融機関がインターネットで登録できない金融機関の場合、郵送での書類の返送が必要となります。
即時発行の申込により、最短5分で審査を完了できるのも魅力です。
即時発行の対象となるのは9:00〜19:30に申込を完了させ、オンラインで支払い口座の登録ができる人を指します。
振込専用タイプの利用額50万円以上の申込は年収を証明する書類が必要となるため、最短5分の審査には対応していません。
審査完了後はWEBサービスVpassの登録と電話番号認証により、カードの到着前でもアプリから借り入れできるため、早く借り換えしたい人に向いています。
レイクALSAは条件を満たせば無利息期間サービスが適用される
はじめてレイクALSAで借り入れする場合は無利息期間サービスが適用され、5万円までの借入は最大180日間利息が0円となります。
5万円以上の借入もWEB申込で60日間の無利息期間サービスが適用されるため、短期間の借入に有利です。
無利息期間の適用条件は、以下のようになっています。
無利息期間の適用条件 | はじめてなら初回契約翌日から無利息 無利息期間経過後は、通常金利適用 30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用不可 契約額が200万超えの場合は30日無利息のみ |
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30日間無利息の適用条件 | レイクALSAではじめて契約した人 契約額1万円~500万円 |
60日間無利息の適用条件 | Webで申し込みした人 契約額1~200万円 |
180日間無利息の適用条件 | レイクALSAではじめて契約した人 契約額1万円~5万円 |
レイクALSAでは複数の先からの借入をまとめて借り換えできる、「レイクdeおまとめ」というローンを扱っています。
商品名 | レイクdeおまとめ |
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利用限度額 | 500万円 |
金利 | 6.0〜17.5% 100万円以上は6.0〜15.0% |
申込年齢 | 満年齢20歳以上69歳以下 |
申込方法 | 電話申込後、来店 |
WEB完結 | 不可 |
職場への在籍確認 | 原則なし |
返済期間および回数 | 最長10年・最大120回 |
対象となる借入 | 消費者金融・銀行・クレジットカードのキャッシング(定額返済方式のみ) |
専用フリーダイヤルから電話で申し込み後、審査結果を電話で知らされ、契約にはSBI新生銀行カードローンの自動契約機への来店が必要です。
原則、自宅や職場への電話での在籍確認はありませんが、審査の結果により電話での確認が必要な場合があります。
電話連絡を避けたい場合は、問い合わせにより書類の提出で在籍確認の代替とするよう相談できます。
資金使途は他社からの借入の返済に限定され、新たな借入はできません。
総量規制の例外貸付にあたるため、年収3分の1を超える借入額の申込も可能です。
レイクdeおまとめの対象となるのは定額返済方式の借入のみで、クレジットカードのリボ払いは対象となりません。
クレジットカードのリボ払いも借り換えの対象となる消費者金融のローンには、アイフルのかりかえMAXがあります。
アイフルのかりかえMAXは借り換え対象の広さが特徴
アイフルが提供する「かりかえMAX」は、クレジットカードのリボ払いも一本化できます。
借り換え対象の広さが特徴のため、複数の借入がある人が借り換えしたい場合に最適なローンです。
かりかえMAXは総量規制の例外に該当し、年収3分の1を超える借入額も申し込めます。
商品名 | かりかえMAX |
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利用限度額 | 800万円 |
金利 | 3.0〜17.5% |
申込年齢 | 満年齢20歳以上 |
申込方法 | インターネット・電話 |
WEB完結 | 可 |
職場への在籍確認 | なし |
返済期間および回数 | 最長10年・最大120回 |
対象となる借入 | 消費者金融・銀行・クレジットカードのキャッシング・ショッピングリボ |
WEBでの申込完結が可能ですが、銀行からの借入やショッピングリボも一本化したい場合は、書類の提出が必要となります。
自宅や職場への電話での在籍確認を行っておらず、在籍確認が必要な場合も同意しない限り電話はかかってきません。
かりかえMAXはアイフルの利用がはじめての人を対象としており、アイフルをすでに利用しているまたは利用したことがある人は、同じサービス内容のおまとめMAXが対象です。
アイフルは改正貸金業法に則って貸付業務を行っているため、借り換え後の金利が現在より低くなるように配慮されます。
アイフルの公式サイトには以下のように記載されており、融資に対する積極的な姿勢を示しています。
金利(加重平均金利)と月々の返済額が低くなる!
他社1社でも、複数の借入れでも、負担を軽減。
引用元:おまとめMAX・かりかえMAX|アイフル
消費者金融の中では、三井住友銀行グループのプロミスも積極的におまとめローンを扱っています。
三井住友銀行グループのプロミスは総量規制を超える申込も可能
三井住友銀行グループのプロミスが提供するおまとめローンは、総量規制の例外貸付にあたるため、年収3分の1を超える借入額の申込ができます。
複数の先からの借入や総量規制を超える借入の借り換えについて前向きな姿勢があり、公式サイトでも以下のように記載されています。
こんな方におすすめ
引用元:おまとめローン|三井住友銀行グループのプロミス公式サイト
- 貸金業者からの複数ローンをお借入のお客さま
- 総量規制における年収1/3を超えるお借入があるお客さま
商品名 | おまとめローン |
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利用限度額 | 300万円 |
金利 | 6.3〜17.8% |
申込年齢 | 満年齢20歳以上65歳以下 |
申込方法 | 電話・店舗(審査後は郵送または店舗) |
WEB完結 | 不可 |
職場への在籍確認 | 原則なし |
返済期間および回数 | 最長10年・最大120回 |
対象となる借入 | 消費者金融・銀行 |
利用限度額が他社に比べて低いため、すでに300万円以上の借入がある人には向いていません。
改正貸金業法に基づいた貸付を行っており、現在の金利より下がるように考慮されるため、金利が下がる可能性が高まります。
申込は電話か店舗の2種類あり、店舗での申込は自動契約機かお客様サービスプラザへの来店が必要となります。
審査後は店舗か郵送での必要書類の受け取りが必要となり、店舗ではその場で書類を受け取れるため、即日融資も可能です。
資金使途は他の借入先からの借入金の返済に限定され、新たな借入はできません。
原則として職場への在籍確認の電話は行っておらず、審査の結果により電話が必要な場合も担当者の個人名でかけるなど配慮してもらえます。
借り換えの対象は消費者金融と銀行からの借入に限定されるため、クレジットカードのキャッシングやショッピングのリボ払いも借り換えたい人には不向きなローンです。
ここまで紹介したローンなどを利用し、カードローンの借り換えをする場合には利点と欠点がありますが、まずは利点について解説します。
カードローン借り換えの最大の利点は利息や返済額を減らせること
カードローンの借り換えには、以下の2つの利点があげられます。
- 利息や毎月の返済額を減らせる
- 返済の管理が容易になる
カードローン借り換えの最大の利点は、毎月の利息や返済額を減らせることです。
月々の返済が苦しく、少しでも返済の負担を軽減させたい人にとって、借り換えは大きな魅力を感じられるでしょう。
現在のカードローンより金利の低いローンへの借り換えにより、利息の支払い額を減額できます。
複数の借入を一本化するカードローンの借り換えも、金利を下げるのに効果があります。
基本的にローンは借入額が大きくなるほど金利が低く設定される傾向があり、複数に分けて借りるより、一社でまとめて借りるほうが金利を下げられる可能性が高いためです。
カードローンの借り換えには、毎月の返済額を減らせる利点もあります。
借入先によって返済方式や返済額が異なり、同じ借入額や金利の場合も返済の負担が軽くなる可能性があるためです。
たとえば元金定額方式で毎月1万円返済する場合、返済額は元金1万円と利息をあわせた金額となり、利息分によって返済額が変動します。
その点、元利定額方式では元金と利息をあわせて返済額は1万円となり、元金定額方式に比べて毎月の返済額が減ります。
さらに借り換え専用ローンへの借り換えは、金利を下げるのに効果的です。
借り換え専用ローンは金利が下がる可能性が高い
借り換え専用のローンは、改正貸金業法における借入残高を段階的に減少させるための借り換えに該当し、現在の金利を上回らないことが義務づけられています。
「借換後」の金利が「借換前」の金利を上回ることがないようにする。な お、複数の債務をまとめる場合、「借換後」の金利は、「借換前」の金利を各債務の元本で加重平均した金利(注)を上回らないこととする。
(注)なお、加重平均した金利が利息制限法の上限金利を上回った場合には、上限金利以下の金利での借換えのみが認められる(法第 12 条の8第 1 項)。
引用元:改正貸金業法に関する内閣府令の改正の概要|金融庁
現在のカードローンから借り換え専用ローンへの借り換えにより、確実に金利を下げられるため、利息の軽減が可能です。
利息や返済額を減らせる以外にも、借り換えには次のような利点があります。
返済の管理がしやすくなる
返済の管理がしやすくなることも、借り換えの利点の1つです。
借り換えで金利が下がることにより、返済額を減らしても元本を確実に減らしていけるため、返済計画が立てやすくなります。
借入額や借入先によっても変わりますが、毎月の返済額が最少1,000円のローンもあり、借り換えによる無理のない返済が可能です。
提携のATM手数料が無料になる、自分のよく利用するコンビニのATMで使えるなど利便性が向上する可能性もあります。
auじぶん銀行のじぶんローンのように返済日の自由な設定や、何種類かの返済日からの選択ができる場合もあるため、自分の都合に合わせて返済を続けられます。
特に複数の先から借入がある場合は返済日や返済方法、利用できるATMなどが違うため管理が大変です。
複数の借入をまとめて一本化する借り換えにより、返済日が月1回となるため、返済日を忘れて滞納してしまう危険も避けられます。
長期にわたる借入は定期的な返済計画の見直しが必要となり、借入先が1つに絞られると返済計画の見直しも容易になります。
カードローンの借り換えには利点だけでなく、欠点もあるため、解説していきます。
カードローン借り換えの欠点は審査と支払い総額が増える可能性
カードローン借り換えには、以下のような欠点があります。
- 借り換えには審査が必要になる
- 借り換えにより支払い総額が増える場合がある
カードローンの借り換えは新しいローンへの申込のため、審査が必要となります。
審査基準はローンを提供する会社によって異なるため、すでにカードローン契約を結んでいても新しいローンの審査に通るかわからない恐れがあります。
借り換えで金利を下げるためには、現在よりも金利の低いローンへの乗り換えが必要です。
一般的に金利が低いほど審査が厳しくなる傾向があるため、借入状況や収入によって審査に落ちる可能性があります。
特に銀行は、大手消費者金融やクレジットカード会社に比べて審査に通過するのが難しい傾向です。
銀行のカードローンは審査が厳しい
銀行のカードローンは、2017年に金融庁から個人への融資額が貸金業者を上回っていると指摘され、多重債務を防止するため審査の厳格化が求められています。
銀行カードローンの審査の厳格化について、以下のように報道されています。
全国銀行協会は3月にもカードローン審査の厳格化に向けた対応策を打ち出す。自主的に利用者の年収や他社からの借り入れ状況をより正確に把握するよう促す。銀行による過剰融資が、多重債務問題につながりかねないとの懸念に対応する。
引用元:日本経済新聞|カードローン、銀行に厳格審査促す 全銀協 多重債務対策で 2017年2月22日
複数の先からの借入や高額な借入がある人は、融資に対して前向きな消費者金融やクレジットカード会社のローンを選ぶと、審査通過が容易になります。
もう1つの借り換えの欠点は、支払い総額が増える場合があることです。
返済の進捗速度が遅くなり支払い総額が増える場合がある
カードローン借り換えにより返済の進捗速度が遅くなり、結果的に支払い総額が増える場合があります。
毎月の返済額が減る分元金の減りが遅くなったり、返済期間の長期化により利息の支払い額が増えてしまったりするためです。
資金に余裕のある時にATMなどで任意返済することにより、返済の速度を早められます。
可能な限り短い期間で返済することにより、余計な利息を支払わずに済むため、完済にも近づきます。
ローンを扱う会社の公式サイトでは、簡単に月々の返済額や支払い総額を試算できるため、申込前に確認することが大切です。
参考オンライン資料
申込みしたときに、自宅や会社に連絡が入るのですか? | お借入れならカードローン・キャッシングのレイク